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百之台

 
 百之台は島の中央部を縦断する隆起珊瑚礁の台地になります。標高は160~200mですが、年間2mmずつ隆起し続けているという。
 百之台の語源は「改訂名瀬市史」及び「喜界島・鬼の海域-キカイガシマ考」によると、「ひや」は南西諸島の男性支配者である按司の古い言い方であり(更に「ひや」は「「うふや」が語源という)、百之台とは男性支配者のいる台地を意味するという(正確には、大字大朝戸小字百之台の一番高い台地の石で囲われた場所だという。古代首長達の会議所跡との伝承があるという)。その割に喜界島で有力な按司の名前は見受けられない。源為朝は小野津を中心とした島の西側にしか名を残していないので、東側の集落などに名前を残している平家一族を指していたのだろうか。それとも、太宰府の出先機関と言われる城久遺跡を司っていた者に対する呼称でしょうかね。なかなか興味深いテーマであります。
 写真は百之台の嘉鈍・滝川・花良治・浦原辺りの写真を適当に掲載しています。道沿いは整備されており、景色は広い大地を思わせる雄大さを感じさせ、走っていて大変気持ちいいです。是非、百之台公園を訪れるのみならず、島を縦断してみましょう。
 なお、百之台公園中西公園喜界島最高点及び七十七曲りについては当該ページ参照。


     
百之台南端から撮影。字は多分浦原と花良治の境ぐらいかな。 手前集落が浦原で奥が先山集落です。 南側。遠くには奄美大島がよく見えます。
     
NTTの電波塔か何か? 自衛隊通信所  雄大な光景で、管理人の出身地である北海道を一見思わせます。 
     
松を守りましょう!とのこと  道脇にはガジュマルが生い茂っています。  多分滝川ぐらいだろうか。