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宜名真

 
 宜名真は国頭村の北部にある集落で、辺戸岬の少し手前にある。近くには茅打ちバンタがあり、大抵の人は辺戸岬から戻る時に寄っているようだが、集落南側入口の道を上っても辿り着くことができる。今でこそ整備されて難なく来るまでも通れるが、かつては人一人がやっと通れる程の広さだった。人がすれ違うことが出来なかったため、途中で出会っ場合、どちらかが戻らざるを得なかったため、「戻る道」と呼ばれていたようだ。
 集落が行政区域として独立したのは明治になってからのようだが、集落自体は古くからあったようである。後の尚円王こと金丸が一時期居住していたとの伝承もある。居住跡はウドゥンヤシチと呼ばれ、またの名を宜名真神社という。なお、マキョ名はないようである。
 集落の拝所は、「沖縄国頭の村落(上)」によると、①ジョーミチ②ニシンバーリガー③ウフンバーリガー④ヒージャーガー⑤ユシハヤマ⑥ウドゥンヤシチ⑦ウフガニクガー⑧オランダ墓⑨ブーミガー⑩グジラ岩があるようである。


     
公民館と共同店。管理人が訪れた日は閉まっていました。 宜名真区事務所とあります。見た目はこっちが公民館っぽい。 集落の写真はありませんでした。集落の手前から辺戸御嶽を撮影したもの。