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ウンナグスク(ヒラバンタ公園)

 
 ウンナグスクは「角川日本地名大辞典沖縄」のグスク分布図には記載があるが、「琉球国由来記」「ぐすく」「国頭村史」等には名が見えないグスクです。 
 上述辞典の地図ではソージ山(ヒラバンタ公園)を指しているように見え、実際現地へ行ってみると、他に該当すると思われる場所はなく、また、「国頭村史」によると、清水(ソージ)山が集落発祥の地なようなので、ウンナグスクはこのヒラバンタ公園がある場所で間違いないでしょう。
 グスクの詳細は不明ですが、仲松弥秀は上述分布図で墓地と分類しています。管理人が訪れた際は、時間がなかったためあまり見て回れず、墓は発見できませんでした。安波節の碑がある場所から何やら獣道が山頂に続いていましたので、そこを登っていくと何かしらの拝所類がありそうな予感はしました。なお、中腹には殿やアサギ等がありました。
 本ページではウンナグスクとして紹介していますが、一般的にはヒラバンタ公園として認知され、安波節の碑が有名であります。安波節の碑については別ページで紹介。


   
ウンナグスクの遠景。 中腹の道沿いに石垣がありました。
   
ハブ注意の看板を何回か見ました。よっぽど出やすいのだろうか。 アシャギです。一見休憩所っぽい。 
   
公園の説明書き。なお、ヒラバンタの意味としてはヒラが坂でバンタが崖となります。傾斜が急な山というような意味になるのだろうか? 結構鮮やかに咲いてます。
   
山を削って作ったのか平坦地となっています。 結構眺めはいいです。安波川が流れている。 
   
夕暮れということもあり鬱蒼とした感じです。 5分ほど登れば着きますが、結構辛いです。 
   
到着。 松の木。 
   
もうちょっと晴れてればよかったですね。 広場付近に何やら獣道。
   
少し登ってみましたが、夕暮れで時間がなかったのとハブが出そうだったので断念。管理人の経験上この先に按司墓や拝所の類があることが多いです。単なる登山道の可能性もありますが。 中腹には殿などの建物が幾つかありました。
   
やはりここら辺が集落発祥の地っぽいですね。  
   
現在は低地に集落があります。