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宇佐浜遺跡

 
 宇佐浜遺跡とは辺戸小字宇佐浜にある国指定遺跡です。管理人はずっと「うさはま」だと思ってたが、「うざばま」と読むらしい。「国頭村史」「角川日本地名大辞典沖縄」によると、沖縄考古編年前Ⅴ期の遺跡で、土器・石器及び住居跡が発見された。土器と住居跡は奄美大島の宇宿貝塚から発見されたものと似ているとのことである。宇佐浜遺跡の北東には沖縄考古編年後Ⅱ・Ⅲ期に属する宇佐浜B貝塚も存在する。
 沖縄本島最北端に宇佐浜遺跡という貝塚時代の住居跡が発見されたことは、安須森御嶽の伝承と土器の奄美・九州との類似性からアマミキヨ族の南下を物語るものとして面白いかも知れません。「国頭村史」では史実かのような書かれ方です。
 行き方は国道58号線から辺戸岬へ行く道の途中にあります。宇佐浜B貝塚はもっと海岸沿いらしい。


   
国道58号線から辺戸岬に行く途中にあります。背後には安須森御嶽。 石碑と説明書き。 
   
上の2枚とは別の日に撮影なのでサトウキビが刈り取られています。 説明書きは剥げて何を書いているのかは不明。この背後が遺跡になるのだろうか。