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世神之宮

 
 世神之宮(ユーガミノミヤ)は辺土名の西平にある拝所で、自然の洞穴にお宮を造ったものです。近くに伊名川・堀川という水源があり、そこから集落が発展していったようである。現に世神之宮は辺土名公民館に隣接しているのもそれを裏付けるものであろう。
 丘の麓に洞穴がある場合、そこをグスクや御嶽と呼ぶことがあるが、ここはそういった名称は付かなかったようである。開拓されたのが比較的に近世だからであろうか。
 「沖縄の拝所300」によると、社殿には3個の香炉が安置され、中央がユーガミ、向かって右がティング神、左がヌン殿内の神を祀っているとのこと。


   
正面から。右川にも建物がありますが単なる物置です。 このように丘の麓にあります。ちらっと見た感じ墓や拝所等はなさそうな気がしました。ちなみに、国道58号線のトンネルが通っています。 
   
「沖縄の拝所300」によると、社殿は昭和30年に再建されたそうですが、随分と綺麗に見えます。ひょっとしたらまた作り直したのかも知れません。
   
この拝殿の後ろに洞穴があるのでしょうか?残念ながら確認はできませんでした。 後方の丘。特に何もなさそう。