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宮城島

 
 宮城島は津波と塩屋に挟まれた塩屋湾に浮かぶ島です。集落もあり、そのまんま宮城と言います。国道58号線を走れば必ず通り過ぎる島ですが、橋は短いし、島も小さいので島だと気付かない人もいそうです。
 集落自体は200年ほど前に首里から寄留した士族により開発されたらしく、そんなに古くはないようです。
 宮城島という名の島は他にもあり、うるま市与那城にもあります。また、宮城という字も沖縄には小字も含めると数多くあり、そのため宮城という名字も沖縄ではトップ5に入る名前です。
 地元ではマーグシクやナーグシクと呼ばれるようにグスク地名である(歴史が浅い点及び遺構がない点が気にかかるが)。小字も宮城原になる。遺構としてのグスクは、文献等では確認できない。もっとも、他の宮城地名も何故か分かりやすい形で遺構としてのグスクがあることは少ない。下記文献で紹介するように墓地はあるが、殿などはないようだ。ナーグスクだとすると、庭を意味するナーが語源となり、グスクにありがちな丘陵上にあるとは限らないからか?宮城という語源を考える上で、考える価値がありそうです。
 集落の聖地は、「沖縄国頭の村落(上)」によると、①墓地②シナマー③シナマー(②とは別な場所)④ニルミジー(根路銘地)⑤ヤフジー(屋古地)⑥オミヤ⑦セメンガー⑧ナカガー⑨ウシガー⑩ニシヌハタ⑪メータヒラ⑫フェーヌハタ⑬ヤフクグ⑭ウフクブがある。


     
集落に入ったところより撮影。上列2段の写真は2009年8月に撮影したものです。 集落内を覗き見る。集落内までは進入していないので、これ以上先の写真はありません。  白浜方面。 
     
上の写真と特に変わりありませんが。 塩屋方面から見た宮城島と塩屋大橋。  宮城島の西端。何の地図で見たかは忘れましたが、海水浴場があるとか。確かに遠目から見ても砂浜が見えます。もっとも、進入路は管理人には見つけられませんでした。 
     
以後3枚は2009年2月に撮影したものです。島の手前から撮影したものだったはず。冬の割に空が澄んでて、伊是名島・伊平屋島が見える。 島の南側。 スナックカサブランカとあります。まだあるでしょうかね?
     
ここから2011年5月撮影分 宮城農村公園。後ろは公民館だと思う。 集落内 
     
宮城こども会館  ビローが一杯。 カサブランカまだあります。