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アンナーグスク

 
 アンナーグスクは別名ナーグスクといい、「ぐすく」によると、集落東方200m宇加地原にある石灰岩丘陵上の原野だという。一方、「恩納村誌」によると、川に沿った石灰岩洞窟で古代墓だといい、同誌の地図を見る限り、集落の南方にあるように見える。グスクは墓であるという管理人としては、「恩納村誌」の記述の方が正しいように思われます。もっとも、「ぐすく」にも掘り込み墓と洞穴の話が出ている。また、「沖縄国頭の村落(下)によると、宇加地集落の南にある小山にコージガマとカンジャーガマという二つの洞穴があるようだ。そのうちのどちらかであろうか。
 アンナーグスクの意味は「ぐすく」によると、こんな素晴らしいグスクという意味らしい。グスクは北山の按司とその妹が最初に住んだ場所であり、その後兄妹は長浜に移ったという。そのためか、宇加地集落のみならず、隣の長浜集落の人達によっても拝まれているという。
 管理人は当グスクは原野を指すものとして探したため、洞穴はまだ見つけていません。左記で示した地図は「恩納村誌」を参考にした場所を一応示しました。多分ここら辺だと思います。


   
公民館の南側。「恩納村誌」の地図を参考にする限り、この右側辺りに洞穴がありそうだが。 この正面には特に何もありませんでした。 
   
ここら辺にあるのかな? 台地状になっているのがよく分かります。 
   
どこで撮影したか失念したが、井戸らしきものがありました。 台地状から撮影。 
   
「恩納村誌」を参考にする限り、台地状のここら辺はグスクとは関係ないかも。  
   
集落の南方には墓地があります。偶然でしょうが、グスクの近くに墓地があることがグスクの由来は墓であることを暗示しているようにも見える。