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むちゃかな之碑

 
 青久集落(?)の西端にひっそりと佇む石碑。奄美の中でも指折りの到着困難地にある気がします。訪れる際は、機動性の高い車で来るか、管理人のように根性で原付で来ましょう。
 説明については、現地看板より引用「今から、約二百年前、江戸時代末期、瀬戸内町生間から役人の欲望を拒否したばかりに島流しにされ漂着した喜界島でつかの間の幸せをつかんだ絶世の美女「うらとみ」の子として生まれた「むちゃかな」は、母にもまさる美人として、男たちの評判を一人じめにした。そんな「むちゃかな」に嫉妬した島の娘たちは、青海苔摘みに誘い海中に突き落としたと語り継がれている。旧九月期は、潮の流れが喜界島から青久の方へ流れるため、ここに遺体が流れ着き、青久の人々によって手厚く葬られた。それ以来、青久では九月九日には墓地に詣で悲劇の娘「むちゃかな」の霊を慰めてきている。」。


実際に来るまでは、本当にあるのか不安でしたが、無事発見できました。 川を渡らなければなりません。 
 
これが石碑です。 説明文については上記にて引用。 
今でも時折供養に来る人がいるのでしょうか。 碑の前から見た集落風景。思えば遠くへ来たものだ。