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観音堂(鍾乳洞)

 
 観音堂は大間手前の鍾乳洞側にある堂です。その名の通り観音様が祀られていて、堂の中に安置されているそうです。観音像は1472年の墨字があるそうです。観音堂のすぐ奥の鍾乳洞入口には勢至菩薩・地蔵・平家様が祀られています。
 観音堂がある鍾乳洞はキャプテンキッドが財宝を隠した場所と言われ、内外から探検者が訪れたという。もっとも、地元の人に聞くと、鍾乳洞なんて埋めることもできないし、逆に財宝を隠しにくいだろうとのこと。そう言われれば一理あります。所詮小説の話と片付けて信じないか、信じるかは人それぞれ。住民の話を聞くと、本気で信じているわけでもなさそうですが、ロマン溢れる話なので否定するのも野暮と言ったところでしょうか。ちなみに、トカラを荒らし回ったという海賊は実際には存在し、その名を与助という。彼がモデルだったのでしょうか?
 なお、付近はハブの巣と言われるようにハブが出やすいようなので気をつけましょう。
 


   
鍾乳洞入口。管理人のように寄り道しなければ集落から徒歩30分ぐらいで着くと思います。 松の木が目印。そう言えば、トカラからは琉球松ではなくなるんでしたっけか。 
   
以下引用「宝島には、およそ6つぐらいの鍾乳洞があります。その中でもこの鍾乳洞(観音洞)が最も大きく、奥行が役60m。入口の付近に観音様を安置した観音堂が正面に向かって並んでいますが、ここは、この島に点在する上の宮・下の宮・平家堂と並び、島の信仰の中心的存在となっています。そのため、住民は、この観音様を「カミサマ」として崇めています。この鍾乳洞(観音洞)からは、古代の湖洲鏡(中国南宋・元代の鏡)1枚と古銭35枚(宝永通宝13枚・永楽通宝3枚・大観通宝3枚など)が発見されました。また、英国の文豪スティブンソンが書いた小説「宝島」は、この島がモデルといわれ、かつて海賊がここをすみかにして、莫大な財宝を隠したという伝説があります。夢とロマンに満ちた所です。」 観音堂ですが鳥居があります。神仏混淆といったところでもあります。
   
観音堂への道。すぐ着きます。 ここが観音堂。真っ正面からの写真は距離が近すぎたのと、逆光のため掲載はなし。
   
香炉でしょうか? トカラ観音堂とあります。 
   
何かがありそうな感じ。沖縄・奄美だと人骨があったりするパターン。 もはや植物なのかさえ分からない感じ。 
   
鍾乳洞入口 地蔵が見えてきました。 
   
鍾乳洞の脇 地蔵です。 
   
人為的な石積み。ハブがいそう・・・。幸い管理人は見かけませんでした。  鍾乳洞の奥へ。 
   
右が平家様で、左の二つの祠が勢至菩薩です。真ん中は地蔵でいいのかな? 右の説明書きに勢至菩薩と書いてあります。
   
鍾乳洞の中を覗く。さすがに進入は厳しい。奥行き数百メートルあるらしい。  
   
  この中に住んだり、財宝を隠したりしてたんでしょうかね?今となっては分からない。