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グスノキ

 
 グスノキは瀬戸内町立郷土館・資料館で聞いたところによると、大瀬ノ鼻の東側に広がる一帯を指すようだ。文献では、鹿児島短期大学付属南日本文化研究所「奄美学術調査喜念論文集」所収の「奄美におけるグスク調査の報告 三木靖」でグスク地名として紹介されている。もっとも、永吉毅著作「沖永良部島 地名考 付 奄美諸島の小字名」ではそういった小字名は見つからない。
 左記地図を航空写真モードで見ると、一応道はあるように見えるが、文献などを見る限り、一帯に人間の痕跡があまり感じられない。ただ、ソテツ畑が広がっているようである。奄美では特に、集落から離れた岬近辺の浜辺や岩部にグスクという風葬跡がある場合が時折あるが、その類か?訪れてみると、少しは分かるのだが。
 確か、区長さんに聞いても、分からないという返事であった気がする。