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里村のテラ

 
 里村のテラは、集落の山側(北東)にある墓地である。もっとも、墓地内には無人寺もあり、寺の意味も含まれている。かつて、里村には禅宗の宝蔵寺があったといい、今の無人寺も宝蔵寺と同一なのだろうか。
 宝島のページでも書いたが、トカラではテラは寺と墓地の両方を意味するが、元来の意味は琉球列島のそれと同じく墓を意味する。いつしか、テラに寺が出来て、本来の意味に取って代わって寺の意味が強くなった。 
 左記の地図は上空写真が詳細でないので、正確な場所を指し示すことができませんでしたが、大体ここら辺だと思います。


   
テラの入口。集落に隣接しています。  
   
何の像かは分かりませんが、仏教系な感じ。 テラです。楠木集落に比べて古い墓石は少ないように思われる。最近は、本土への引越に伴い、墓も移動する人が多いそうです。 
   
テラの入口には小祠があり、大伽藍が祀られているそうなのですが、どれなのかは分からず。 これは小祠とは言わないですし。
   
首がありません・・・。  石積み 
   
これが寺だと思われます。小屋風の建物に木製の仏像を置いているそうです。 中は見れないので、寺とは断言できませんが、多分これでしょう。 
   
石で囲まれた何か。  
   
5枚目の写真の階段を上ってみる。なお、テラの上方にある山を経塚山と言うそうです。 特に上の方にはありませんでした。集落の端に出るだけです。この写真ではコンクリで作ったと思われる物がありましたが、何なのかは不明。