ハイヌミカゼHome中之島

廃道の旅

 
 中之島南東部には寄木~ヤルセまで海伝いに道路があります。そのうち、椎崎牧場より先からは現在通行禁止となっています。理由は崖崩れや道の一部が崩落して危険になっているからです。
 もっとも、某お兄さんはトレッキングコースと称していたりもする。
 それでも歩いてみたい方は自己責任で行きましょう。当たり前ですが、携帯は圏外ですし、すれ違う人なんかいません。ハブはいませんが、ハチやヒルがいるそうなのでご注意を。 
 ちなみに、管理人がここを訪れた理由は、下野敏見の本に、島の東南の山中にイシグスクという岩があると書いてあり、ひょっとしたらこの道沿いにあるのではと考えたからです。結論として、どれがイシグスクかは分からなかったのですが(地元で聞いた話では、椎崎牧場周辺の地名を言うそうですが)、巨石自体はありました。もっとも、それがイシグスクなのかは全くもって不明であり、今後の検討課題としたいところです。


     
廃道手前ですが、既に物理的に車は進入不可能になっています。 いよいよ近づいて来ました。  急にビロウ樹に囲まれます。何か神聖な場所に来た感じ。 
     
通行禁止の看板 ガジュマルの木。なかなかの大木。  こちらはビロウ。 
     
小川(?)もあります。 で、ここからが廃道なわけですが。  道があるんだか、ないんだか。ちょっと後悔しました。 
     
ヤルセ灯台の先かな。 ここら辺は一応道が見えます。  人為的なのか自然の作為なのか。 
     
何の木かは分かりません。 日陰だと道が泥濘気味なので足を取られます。  いつから廃道になったんでしょうかね? 
     
30分ほど歩くと到着。何か休憩所みたいな感じ。  いい眺めです。風もあり涼しいです。方向的には諏訪之瀬島も見えそうですが、確認できず。 黒潮な色はしています。 
     
    泳いだら楽しそうですね。
     
  また道があるんだかないんだか。ハブがいないだけマシですかね。 風が強い日は石が落ちてきそうなので止めましょう。 
     
寄木まで道のりが長い。しかし、よくこんな場所に道を作ったもんだ。 少し拓けて来ました。日当たりがいいと草木が生い茂るので、これはこれで歩きにくい。   
     
これは酷い崖崩れ。台風か何かで崩れたのでしょうか? 90度回転した画像ではありません。垂直に近い崖です。  かつて道路があったことの証。 
     
  トカラヤギ発見。近づくと逃げるので、撮りにくいのですが、かなりの回数見かけました。 ここまでは気付かれず。 
     
何やら岩だらけの場所発見。 人為的なのかどうかは知りませんが、巨石が挟まっています。仮にイシグスクが廃道沿いにあるとしたらこれぐらいしか候補はありませんでした。  かと言って、集落からかなり離れたこんな場所にグスクがあるかは疑問ですが。 
     
香炉とかでもあればビンゴなんですけどね。 崖崩れした結果なのかなぁ。  また似たような道が続く。 
     
何だか明るい感じになってきました。 いよいよ廃道も終わりかな。ちなみに、トゲのある草が潜んでいるので気をつけましょう。管理人は引っ掻いて流血しました。  あと少し。 
     
来た道を振り返る。 思えば遠くへ来たもんだ。  ようやく終点です。管理人は歩くのが速いほうですが、80分かかりました。
     
椎崎牧場から来たら、こっからスタートです。  海と空が眩しい。  ここからは安心して歩けます。ただ、まだ携帯は圏外の場所もありますのでご注意。